堀北真希さんと山口百恵さんの引退にみる女性の仕事と結婚
- 堀北真希さんの電撃引退発表
女優の堀北真希さんが2月28日をもって芸能界を引退したことを、所属事務所のスウィートパワーを通じて3月1日に発表しました。
公式サイトでは堀北真希さんの直筆メッセージとともに彼女の引退を発表しました。
この度、これまでやってまいりました
お仕事から離れることを決意致しました。現在私は母になり、
愛する家族と幸せな日々を送っています。このあたたかで、かけがえのない幸せを
全力で守っていきたいと思います。夫とも話し合い、私の気持ちを尊重してくれました。
これからも2人で力を合わせ、愛情いっぱいの家庭を築いていきたいと思います。いつも応援してくださったファンの皆様、
お世話になりました関係者の皆様、
素晴らしい14年間をありがとうございました。2017年2月28日
堀北真希
スウィートパワー公式サイトより引用
堀北真希さんといえば、2015年8月に俳優の山本耕史さんと電撃結婚。
(山本耕史さんが40通以上のラブレターを送る猛烈なアプローチをかけていたなど、様々なエピソードが話題になりました。)
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目次
「仕事より家庭優先」の夢、事務所との確執も・・・?
あまりにも突然な印象を受ける堀北真希さんの引退ですが、
事前にこれを予想していた人がいます。
「堀北は、来春で事務所との契約が切れるんですが、更新はしない意向のようです。
事実、結婚発表と同時に、ファンクラブを休止するなど、引退への“身辺整理”を着々と進めているとみられています」「堀北の所属事務所への信頼が大きく揺らいでいるといいます。
彼女は最近、代理人を通してしか事務所の人間と連絡を取っていないといいますからね」「堀北はもともと、結婚願望が強く、周囲に“結婚して、早く子どもが欲しい”と打ち明けていた。
結婚した今は、引退して、普通の主婦になりたいと思っていてもなんの不思議もありませんよ」
と書かれています。
事務所への不信感の発端は、同じ事務所の黒木メイサさんが、赤西仁さんとのでき婚が原因で『今後事務所からの仕事は一切断らない』という念書を書かされたらしいことを知ったことだとされています。
インタビューでも答えた「結婚して子供を持つのが夢」
それが事実かどうかは別にしても、堀北さん自身、2008年に小学館主催「12歳の文学賞」特別審査員を務めた際のインタビューで、
「夢いっぱいの子供たちですが、堀北さんご自身の夢はなんですか?」
という質問に、
「早く結婚して、子供がいっぱい欲しいです。
もちろん子どもにも本を読んであげたいですね。
まずは日本昔話から始めたいと思います。(笑)」
引用元:2008年3月19日ORICON STYLE CloseUpインタビュー
とコメントしていますから、結婚して家庭を持つことが人生における大きな夢だったことは確かでしょうね。
「引退」という言葉の持つ重さ
3月1日フジテレビ朝の情報番組「とくダネ!』内では、山本耕史さんと友人関係にあるという笠井信輔アナウンサーが、
「堀北さんはああ見えて性格ははっきりしていて、潔い人。
引退するならはっきり引退すると書くんじゃないかと、知っている方々は結構思う。」
とコメント。
実際、所属事務所公式サイトに掲載された堀北真希さん直筆の声明文以外、記者会見なども一切行われていません。
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山口百恵さんの結婚と引退
この点、かつて結婚、芸能界引退という決断をした山口百恵さんのケースを考えてみると、
「私が好きな人は、三浦友和さんです。」
とリサイタル会場で自身の言葉で語った恋人宣言から、
三浦友和さんとの婚約発表と同時に、
「お仕事は全面的に引退させて頂きます。」
と芸能界引退公表まで、
山口百恵さん本人が、自分の口から自身の言葉で公言していました。
「立つ鳥跡を濁さず」
その一方で、引退を視野に入れた形でのレコーディング、そのリリースの予定、公演スケジュールの発表を行い、
1980年10月5日、日本武道館でファイナルコンサートが開催されています。
このステージ上で山口百恵さんは、
「私のわがまま、許してくれてありがとう。幸せになります。」
とファンに対してメッセージを言い残し、マイクを置きました。
女性にとっての仕事、結婚、引退とは?
もちろん、山口百恵さんの場合は歌手としての活動がメイン、堀北真希さんの場合は女優といった違いはあると思います。
笠井信輔アナウンサーは、堀北真希さんの声明文に“引退”という表現が一切ないことから、
「子育て一段落したら帰ってくるという可能性を自分の中で消さずにいる引退表明かなと。」
コメントしていました。
管理人個人的には、女性にとって、結婚・出産・引退というのは男性よりはるかに大きな決断である場合が多く、
「女は結婚って逃げ道があるからいいよな。」
的発言は断じて許せないと常日頃思っているわけですが、
最近の一連の芸能界女性タレントの引退報道(江角マキコさん、乃木坂46橋本奈々未さん、清水富美加さん、今回の堀北真希さん)を見るにつけ、
「仕事として関わる以上、そこには自分以外のたくさんの人の人生が関係していて、そのご縁を一方的に切るようなことだけはしてはいけないな。」
と考えさせられるのです。
でないと、女性本人が「女性であることを逃げ道にしている」と受け取られかねませんものね。
「袖振り合うも多生他生の縁」
「立つ鳥跡を濁さず」
あまりにも古い言葉ではありますが、
弱冠中学3年生で芸能界デビュー、20歳で婚約、21歳で引退するまで自分の意思を自分の言葉で伝え、そこに至る仕事を、関わりを持つ周囲の人たちを納得させる形でやり遂げた
山口百恵という人のすごさを、改めて感じたわけです。
女性にとっての仕事、結婚、引退・・・人それぞれ決断のタイミングややり方はあっていいと思います。
今回、こういう形で「仕事を離れる」決断を発表した堀北真希さん、是非幸せになって欲しいです。
というわけで、au revoir !
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