節分は毎年同じ日じゃない!?じゃあ、豆まきはいつ???
「節分と言えば?」と訊かれたら、おそらくほとんどの人が「豆まき!」「鬼は外、福は内!」と答えますよね?
(中には「恵方巻!」と答える方もいるかも知れません…。)
でも、「節分って何?いつ?」「なんで豆を撒くの?」「恵方巻って?」と訊かれたら…?
自信をもって答えられない人もけっこういるのでは?
そこで、
「節分は毎年同じ日じゃない!?じゃあ、豆まきはいつ???」
について調べてみました!
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そもそも、節分って何でしょう?
そもそも、節分という言葉には「季節を分ける」という意味があります。
本来は、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す言葉だったんですね。
さらに、旧暦では
「一年は立春から始まる」
と考えられていました。
というわけで、立春の前日(つまり今でいう節分)が現在の大晦日のようものだったというわけです。
<実は節分は年によって違う>
ちなみに、2017年の節分は2月3日。
でも、立春というのは太陽の角度によって決まるので、実は毎年必ず同じというわけではありません。
(※太陽の角度が315度になった日が立春と決められています。)
「節分の日は毎年2月3日」と思ってる人が多いんですが(管理人もそうでした…)、実はそうではなかったんですね!
実際、1985年~現在のところは2月3日が節分ですが、1984年までは4年に一度の閏(うるう)年には2月4日が節分でした。
2021年には2月2日になるそうですよ!(閏年の翌年が2月2日になるんだそうです。)
知っているつもりでも、意外なところに意外な例外があるものです。
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<なんで節分には豆まきするの?>
節分の豆まきと言えば、
「鬼は外、福は内」と言いながら福豆(煎った大豆)を撒いて、歳の数だけ豆を食べて魔除けをする
のが一般的ですよね?
(歳よりひとつ多い数を食べるってのもあるんです。)
この「豆まきをして邪気を払う」というのは、元々中国からきた風習といわれてますが、日本でも古くから宮中で豆まきの行事が行われています。
平安時代、「鞍馬山から鬼が下りてきて都を荒らすので、ご祈祷をして鬼の穴を封じ、煎った大豆で鬼の目をつぶし、災厄を逃れた」という故事伝説が、日本における豆まきの始まりと言われているとか。
日本以外には節分に豆まきをする習慣はないそうなので、おそらく中国の風習と日本の節分が融合して、今のような豆まきの儀式に繋がったんでしょうね。
<恵方巻ってなに?>
節分に「その年の恵方を向いて食べると縁起が良い」とされていることから恵方巻と呼ばれる太巻きのこと。
(別名、丸かぶり寿司、恵方寿司、吉方巻きとも呼ばれます。)
(※恵方については、こちらの記事でも書いたんですが、毎年変わるんですよ。)
元々、大坂の船場で商売繁盛の祈願をする風習から始まったといわれてるそうですが、正確な起源は分かっていません。
なんで巻き寿司なのか?の理由は、
「福を巻き込む」ことから来ている
から。
恵方巻を食べるときには、切り分けたりせずに1人1本を用意します。
そして…
・無言で、願い事をしながら
・一気に最後まで食べる
のがポイントです。
なぜ切らないのかと言うと、
「縁を切らないように」という意味から
なんだそうですよ。
いかがでしたか?
新たな春を迎えるその前日に、豆まきをして、恵方巻を食べ、
「次に始まる一年が、不幸や災いの無い平和な一年になりますように」
と願う節分。
日本の習慣として、大切にしていきたいですよね!
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