インフルエンザの予防接種、時期はいつがいい?
2016/10/10
だんだん寒くなってくると、今年もまたインフルエンザが流行りだしますね。
38℃をこえる高熱と、あの節々の痛み…
考えただけでもグッタリしてきます。
できることなら、インフルエンザにはかかりたくない。
もし、かかっても軽くすませたい。
誰もそう思うはず。
そこで登場するのが、インフルエンザの予防接種。
でも一部には、「予防接種(ワクチン)を打ったところで、意味はない。かかる時はかかる。」という意見もありますよね?
たしかに、インフルエンザの予防接種を受けていても、インフルエンザにかかる人はいます。
(管理人の知人でも、予防接種した後にインフルエンザにかかった気の毒な人がいました…。)
実際のところ、
・インフルエンザの予防接種の効果はどのくらいあるんでしょうか…?
・予防接種を受けるとしたら、いつがいいんでしょうか?
今回はインフルエンザの予防摂取について調べてみました!
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インフルエンザの予防接種がインフルエンザを予防できる確率はどれぐらい?
予防接種を受けた人が、実際にインフルエンザを予防できる確率は60%~70%だと言われています。
ただしこれは、
「100人が予防接種を受けたら、60人~70人がインフルエンザにかからない。」
という意味ではありません…。
少しややこしいですが、ざっくり説明します。
例えば、インフルエンザの予防接種を受けていないA社の社員100人のうち、50人がインフルエンザにかかったとします。
一方、B社の社員100人はインフルエンザの予防接種を受けていて、そのうち実際インフルエンザにかかったのが20人だとすると・・・
B社の社員は、予防接種のおかげで30人がインフルエンザにかからず(発症せず)にすんだ、ということになります。
つまりは、
「インフルエンザの予防接種を受ければ60%安心」
ということではなくて、
「インフルエンザの予防接種を受けずに感染する人のうち、60%はインフルエンザの予防接種をすることで防げる」
という意味なんですね。
じゃあ、次に
インフルエンザの予防接種の効果は、はたしてどのぐらい続くのか?
次をご覧下さい。
- インフルエンザに対する抗体は、インフルエンザ・ワクチンを接種(予防接種)してから、1~2週間かけて作られる。
- インフルエンザ・ワクチン(予防接種)の効果は、予防接種から1ヶ月後にピークを迎え、3カ月後ぐらいから徐々に低くなっていく。
- インフルエンザ・ワクチン(予防接種)の効果は、一般的にだいたい5カ月と言われている。
インフルエンザの流行というのは、毎年だいたい12月頃にはじまって、1月から3月ぐらいにかけてピークを迎えます。
ということは、インフルエンザに対する抗体ができあがるまでの2週間を計算に入れて・・・
遅くとも11月頃までにインフルエンザの予防接種を済ませておきたいところです。
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また、子供(生後6カ月~12歳)については、インフルエンザの予防接種を2回にわけて受ける必要があります。
(1回目と2回目の間隔を、だいたい中2週間ほど空けて受けます。)
多くの小児科では、毎年だいたい10月の後半には予防接種の受付を始めるので、12歳以下の子どもの場合には早めに1回目を受けるようにしたほうがいいでしょう。
ちなみに、以外に知られていないようですが、インフルエンザの予防接種は自由診療です。
つまり、保険がきかない診療で、値段を医療機関で自由に設定することができるんです。
ですから、医療機関によって価格にかなりの幅があります。(1回\2,000~\3,500ぐらい。)
子どもは2回接種なのでそのぶん高くなります。高齢者の場合は自治体によって助成金があったりして、安く済む場合も。
値段が高いからと言って、効果が高いわけではありません。(ワクチン自体に差はありません。)
小さな子どものいる家庭で、「家族みんなでインフルエンザの予防接種を」となれば出費も馬鹿になりませんよね?
もし、インフルエンザの予防接種を受けようと思ったら自宅の周囲の医療機関を複数リサーチして、早めに予約を入れておいたほうが良いかも知れません。
インフルエンザが流行しそうな年は特に、ワクチンがなくなれば受け付け終了してしまう医療機関がほとんどです。
予防接種するつもりだったのにできなくてインフルエンザにかかったりしたら…泣き面に蜂ですものね!
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