クリぼっち、おすすめの過ごし方
2016/10/07
クリスマスを一人で過ごす“クリぼっち”
4~5年前から使われるようになり、テレビ番組でもクリぼっちについての特集もあったり。
(テレビのアンケートでは「クリスマスを一人で過ごす」の割合は意外や意外、男性が72.6%、女性が56.7%といずれも過半数でした!)
「クリスマスは恋人たちの日」というイメージがどうしてもついてまわりますが、考えてみれば“おひとり様”って言葉もすっかり市民権を得た(!?)ような気はしますし、“ヒトカラ”(=一人カラオケ)なんてのもあたり前になっている今、「クリスマスに一人きりで過ごすなんて寂しすぎる・・・。」なんてことはありません!
というわけで、“クリぼっちの過ごし方”について書いてみました。
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クリぼっちの過ごし方は、大きく分けてふたつ。
- 外に出る
- 家に籠る(こもる)
1.外に出るは、ちょっと考えるとめちゃめちゃ孤独な感じがするかも知れませんが、ちょっと待って下さい。
例えば、あなたがクリスマス・イヴに華やかににぎわう街に出て、クリスマスケーキを買うとしますね?
その時、あなたの会計をしてくれるケーキ屋さんの店員さんはカップルですか?
違いますよね。
そこから、あなたが自宅に向かう時に乗る電車。もしくはバス、タクシー。
運転手(運転士)さんはカップルですか?
違いますよねー。
はい、当然みんな一人で働いてます。
当たり前と言えばあたり前ですが、意外と忘れがちなことです。
日本では、世の中のかなりの人が・・・普通に働いてます。
とは言え、それだけではどうもしっくりこないという人は、携帯でかまわないので街の風景やちょっと目についたもの、写真に収めてみるのもいいですよ。
カメラを通して覗いてみると、今まで自分が思っていた、感じていたのと違った風景がそこに見えます。
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次に、
2.家に籠る(こもる)の場合、クリスマスの簡単レシピを調べて料理やケーキを作ってみるのもいいですし、普段は聴かないクラシック音楽を楽しむなんてのもいいかも知れません。
ただ、どうせなら「クリスマスを一人で過ごせることがステキなこと」と感じられるような過ごし方がいいですよね?
そこで、おすすめは「クリスマスにちなんだ映画を観る」こと。
ただし、ラブ・ロマンスなんか観ちゃったとりすると、クリぼっちを寂しく感じかねませんから要注意。というわけで、ここで独断で「クリスマスに観るクリぼっちおすすめ名画トップ5」をお知らせします!
- 「素晴らしき哉、人生!」(原題:It's a Wonderful Life)1946年のアメリカ制作映画
<あらすじ>自分の夢を追いながらも父親の急死に伴い家業の建築貸付組合(B&L)を継いで田舎の小さな町で過ごさざるを得なくなっていたジョージは、町一番の富豪である銀行家ポッターの圧力に負けず、真面目に働いていた。家庭にも恵まれて、事業も好転しつつあったが、そんな彼に不運な出来事が起こる・・・。
ちょっと古くてモノクロ映画なんですが、何回見ても感動します。 - 「三十四丁目の奇跡」(原題:Miracle on 34th Street)1947年のアメリカ制作映画
<あらすじ>ニューヨーク・マンハッタン34丁目のスクェアに実在するメイシーズの旗艦店が舞台。クリスマス商戦の開始を告げる仮装パレードの準備中に酔いつぶれたサンタ役を叱りつけた老人は、人事係のドリスの判断で代役をつとめることになる。仮想パレードは成功し、ユーモアと思いやりを備えて芸達者なその老人はおもちゃ売り場で子どもたちの人気者になり、デパートもその人気に便乗する。そして・・・。
登場する子役がなんとも可愛く、観ているこちらが幸せになります。 - 「クリスマス・キャロル」(原題:Scrooge)1970年のアメリカ制作映画
<あらすじ>19世紀半ば。クリスマス・イブのロンドンは街中に讃美歌が流れ、陽気な賑わいをみせていた。しかし、金持ち老人スクルージの事務所はそんなムードとはおよそ関係ない様子。彼は徹底したケチで思いやりのない老人だった。事務員はボブ・クラチットただ一人。この忠実な男をスクルージは安い給料で雇い、クリスマス休暇もたった1日しか許可しなかった・・・。
チャールズ・ディケンズ原作の有名な作品のミュージカル版。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、“Thank you very much”というナンバーがすごくいいです。 - 「スモーク」(原題:Smoke)1995年のアメリカ制作映画
<あらすじ>ブルックリンの街角で小さな煙草屋を営むオーギーは、10年以上も毎日同じ時刻の同じ場所で写真を撮影していた。一方、煙草屋の常連でオーギーの親友でもあるポールは作家であるが、数年前に銀行強盗の流れ弾で妻を亡くして以来、仕事が手につかず悩んでいた。そんなポールがある日道端をボンヤリと歩き、危うく自動車に轢かれそうになったところ、一人の少年が彼を助け出す・・・。
クリスマスの場面はほぼないのですが・・・素晴らしいクリスマス映画です。 - 「戦場のアリア」(原題:Joyeux Noel)2005年フランス・ドイツ・イギリス合作映画
<あらすじ>フランス・イギリス・ドイツ軍がそれぞれ攻撃しあい、泥沼の戦場と化した第一次世界大戦下1914年のフランス北部。兵士として戦場にいる夫(テノール歌手)に会いたい一心で、歌手のアナはあらゆる手を尽くして夫のいる最前線の戦場まで会いに行く。そして、そこで自国・敵国両方の兵士達のためにアリアを歌うのだった。そしてクリスマスイブの夜、その戦場で奇跡が起こる・・・。
実話を基にしたというこの映画。本当に感動します。
先入観持たずに観てもらえるように、監督や出演俳優の名前は敢えて書きませんでした。
どの映画も、「クリスマスに独りぼっちで過ごすなんて寂しい…。」なんて考えていた自分を吹っ飛ばしてくれるような作品ですよ。
今年の“クリぼっち”に是非!(もちろん、必ず一人で観る必要はありませんので。念のため)
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